【現役デザイナーが考察】Webデザイナーという職業は今後なくなるのか?
Webデザイナーという職業が今後なくなるということが巷でうわさに。
果たしてWebデザイナーはすでにオワコンなのかについて、現役のWebデザイナーが考えてみます。
結論から言うと、自分はWebデザイナーという職業自体はなくならないと考えています。
そのように考える理由を以下で深掘りしていきます。
Webデザイナーという職業がなくなると言われている理由
まずは、そもそもどうしてWebデザイナーの職業がなくなると言われているのかについて。
それは、
優秀で使い勝手良いデザインツールやAIが登場したことが影響しています。
・wix(Webサイト・LP作成、ロゴ作成)
・Canva(デザイン作成)
・remove.bg(画像切り抜き)
など
これらのツールを使えば、デザインやWebの知識がない素人の方でも簡単にデザインが作成できます。
主にこういった理由から今後Webデザイナーという職業がなくなると言われているようです。
Webデザイナーという職業がなくならないと考える理由
それは現状、ツールはまだ完璧ではないためです。
たしかにツールを使うことで簡単にデザインが作成できますが、ソースコードが汚かったり、テンプレートを外れたデザインをしたいときにそれが難しかったりします。
一からオーダーメイドでデザインを作りたいときにはデザイナーが必要になるのかなと。
また、これらのツールを使って作成すると似たようなデザインばかりになってしまうことも理由に挙げられます。
似たようなデザインばかりになってしまう例に、「いらすとや」を出してみます。
「いらすとや」の素材はたしかに便利なのですが、よくもわるくも画一化されたデザインになりやすいという欠点が。
多くの人に利用されるようになったことが理由で、行政や地域のポスターなどにも使われているのを見る機会も増えてきました。
そういったこともあり、今では「いらすとや」が入ったデザインはマイナスイメージ(安っぽさ、素人感)を持たれる場合もあります。
※親しみやすさや、素人感をあえて出すことでプロモーションを行っている例もあります
そのため、優秀なツールが出たからといって、現状Webデザイナーが不要ということにはならないと考えます。
今後求められるWebデザイナー像とは
今後、提案力があるデザイナーが求められるようになるのは間違いないです。
言われたことをそのままこなすだけでは淘汰されてしまいます。
というのも、InstagramやYouTubeなどの流行でデザインに拘る素人の方も増えたので、簡単なデザインであれば作成できてしまうため。
デザインスキルを身につけることは前提として、プロのデザイナーとして適切な提案ができるようにしておくことが大切。
「物はいいよう」とは言いますが、作ったデザインに対して説得力を持たせられるデザイナーはなんだかんだ優秀です。
また、デザイナーに求められることは増えるので、デザイン以外にもできることを増やしておくことをオススメします。
例えば
・Webデザイン+プログラミング
・Webデザイン+マーケティング
・Webデザイン+ディレクション
・Webデザイン+動画制作
などになります
デザイン以外にもプラスアルファで対応できるWebデザイナーは今後も求められると思います。
まとめ
今回の内容をまとめてみます。
・Webデザイナーという職業自体はなくならない
・Webデザイナーに求められることは増える
・デザイン以外にもプラスアルファで身につけておくといい
これからWebデザイナーを目指す人にとっては多くのことが求められるので、たしかに向かい風なのかもしれません。
その一方、Webデザインの仕事はやりがいはありますし、場所などに関係なく様々な働き方ができるのは魅力的。