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高輪ゲートウェイ駅の表記がダサい理由について考えてみる

先日ニュースを漁っていると、JR山手線の高輪ゲートウェイ駅の駅名の表記がダサいと話題になっていました。
https://www.j-cast.com/2020/03/11381975.html?p=all
https://nlab.itmedia.co.jp/research/articles/11452/


引用:https://twitter.com/tetsudo_com/status/1236871658796773376?s=20
実際に該当のデザインを見て、自分も確かにお世辞にもイケてるデザインではないと感じてしまいました。
そこで今回は、いちデザイナーとしてなぜ多くの人がダサいと感じているのか、ダサいと感じるポイントについて自分なりに考えてみたいと思います。

高輪ゲートウェイ駅の駅名の表記がダサい理由

フォントがダサい

まずは多くの人が指摘しているように明朝体であることがダサい。
明朝体自体が決してダサいというわけではないが、全体として見たときのアンバランスさがダサさを構成しているように感じます。

一般的に駅の看板など、可視性が求められる場面では和文ではゴシック体、英文ではサンセリフ体を使用するのがセオリー。
明朝体やセリフ体はゴシック体、サンセリフ体と比べて細いので、遠くからでは識別が比較的難しいのが理由とされています。

多くの場合駅ではゴシック体がよく使われており、明朝体を駅で普段見ることが少ないです。
そのような背景から多くの人が明朝体に違和感を感じてダサいと判断している可能性もありますね。

なお、今回ヒラギノ明朝が使われていますがこれは良くも悪くも無難で使いやすいフォントですが今回はうまくマッチしなかったようです。

少し変わったデザインのフォントを使ってみると、また印象が変わったのかも。

補足
今回明朝体を使った理由は日本的なイメージを伝えたいからとのことです。
意図はわからないでもないですが、もう少しうまく表現できたのではないかとも思います。

打ちっぱなしのフォントがダサい

正直フォントに明朝体を選択したことよりも重大なミスと感じたのがカーニング。
見る限りただ入れ込んだだけのように見えます。

日本語とアルファベット、あるいはフォントによって文字ごとに大きさは異なるので、サイズや文字間を調整するのが普通。
カーニングはデザインにおいてプロと素人の差が一番出ると言われているくらい重要なものです。

特にロゴデザインの場合は、デザイナーは1pxの差にこだわって作成しています。
文字を打ちっ放しにしておくことはデザイナーとしては初歩的なミスで、カーニングはデザイナーのスキルが大きく現れます。

まとめ

偉そうに語ってしまいましたが、これらのミスは自分がデザインの現場で指摘されたことだったりします。

思考停止でヒラギノフォントを選択したり、字詰めが甘いままデザインを提出して戻しを食らったり……

度々話題になる高輪ゲートウェイ駅ですが、今回はデザインにおいてディテールにこだわることは大切だと改めて感じらせられました。

ちなみにフォントについて学びたい人はこの本がオススメです。


プロフィール

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Mito

 

旅行とネットが好きなWebデザイナー。ブログを書いたり、書かなかったりします。

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